現在は天文台の事業自体が減少しています。今後もその傾向は続くと思われますが、天文台の建設が完全になくなることはありません。少なくとも、大学や研究機関では絶対に必要とされているからです。
しかし現在、天体ドームを製造できる企業や人材の維持が困難になっています。そのため、今後は設計・製造・保守点検を分離する必要があると考えています。天体ドームの設計は特殊であり、通常の建築設計では対応できません。その業務を分離する方法として、弊社が設計を担当し、地元企業が製作を行う方式を提案します。
もちろん、弊社が製造に必要な技術指導を行います。その経験をもとに、御社で天体ドーム製造のノウハウを習得し、新しい分野に挑戦されてはいかがでしょうか。
天文学は世界共通の分野であり、その中でも日本の技術は高く評価されています。弊社は中国やアメリカでも最高品質の製品を提供しています。天体ドームにおける「最高の品質」とは、常に同じ状態を保つことです。動作不良や雨漏りがあると、データ取得条件が一定ではなくなり、学術的にそのデータは意味を持ちません。
常に安定した状態を維持することが重要であり、そのための技術が必要となります。10年、20年、30年にわたって、常に正常に動作し続けることが求められるのです。
